
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています。
理学療法士の高野です。
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◆◇ カラダはその感覚を知っている ◇◆
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最近、1日1回は思い出す、
そんな絶賛オススメ中の
コチラの本。
『感じるからだ』 光野桃 著
そのなかにこんな記述があります。
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ある男友達と、子育ての話をしたときのことを思い出した。
彼は、小さかった娘に絵本を読んでやるとき、
胡坐をかいた脚の間に娘をすっぽりと入れて、
絵本の場面と同じように動いたのだそうだ。
電車がごとんごとん、と動けば
彼もごどんごどんと動く。
雷がガラガラドッシャーンと落ちれば、
脚の間の娘ごと床に倒れて一緒に転がる。
この話を聞いた途端、
頭より先にからだが反応した。
お父さんの脚の間の、
すっぽりとしたフィット感、その温かさ、
ちょっと硬い筋肉の感触。
どんなに転がっても絶対に守られているという安心感。
とろけるような信頼感。
涙がでるほど羨ましかった。
きっとわたしも彼の娘と同じように、
声を上げて笑い続けたことだろう。
もっともっと、とせがんだだろう。
経験したことがなくても、
からだがその感覚を知っていた。
渇望していた。
そしてそのときはじめて知った。
「守られる」感覚は背中にある。
『感じるからだ』 光野桃 著
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◆◇ 背中はつながりの場所 ◇◆
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ハナレグミというアーティストがいます。
彼の音楽は肌感覚がじんわりと伝わってくる素晴らしい音楽です。
そう思います。
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街は線画
針金でできた うたかたのソーダ
ぼくら線画
重ねてゆけば 気持ちが見えるから不思議だ
君と背中合わせ見上げる空
見つめ合うよりも一つになれるからさ
大好きなんだ
『線画』 ハナレグミ
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僕は背中って、
他者とのつながりの場所だなぁと思っています。
背中を誰かにさすられたり、
背中合わせで、お互いの呼吸を感じたり、
背中をゆったりとマッサージしてもらったり。
背中から伝わる安心感は
格別なのですね。
たぶん、子どもの頃に味わった
その背中の感覚は、
大人になってもずっとカラダの奥の方に残って、
しんどい時
悲しい時
孤独な時
出口が見つからない時に
そっとそっと守ってくれるんじゃないかな。
そんなふうに考えています。
そんなふうに思って、今日も子どもに触れるのです。
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『触れる』って特別なアイテム。
ココロとカラダを整えちゃう。
そう、気付かせてくれる人がいます。
1人は、皮膚研究とスキンシップの専門家【ザ・オキシトシン山口創先生】。
もう1人は、筋膜とボディワークの専門家【ザ・セルフケア藤本靖先生】。
なんと、この2人の1Dayコラボセミナーを開催します。
題して、
『タッチの基礎力in 新潟
~ココロとカラダの地図を描く“触れるチカラ”を身につけよう~』
日時:平成30年6月10日(日)10:00~16:00
場所:新潟市内
参加費:12000円(3月末までにお申し込みの方)
*4月以降は15000円になります。
【筋膜】の専門家であり、【ボディワーク】の世界で著名な実践家である藤本靖先生と
【スキンシップ】や【皮膚】研究の第一人者である山口創先生による、
新潟初のコラボ・セミナーのご案内です。
理論と実践,両方の視点から『触れる』の新しい世界に出逢える貴重な機会です。
参加を希望される方はメールにてご連絡ください。
【mail】 takanoyoshitaka88@gmail.com
本日もありがとうございました。
高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
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