おはようございます。

新潟で【オキシトシン】や【触れること】

について発信しています

フィジカルセラピスト 高野です。

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◆◇懸賞で当たる時はたいてい・・・◇◆

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あなたは、こんな経験ありませんか?

雑誌の懸賞なんかで

『絶対当てちゃうもんね!』

と張り切って応募した時、

それはまず、当たらない・・・・。

これ、僕は小学生の時

よく経験しました。

(コロコロコミックやジャンプなどで)

自分が絶対に当てる!!

そんな時は絶対に当たらない。

そんでもって、

『え?俺、これ応募してたっけか?』

全く記憶にないような

そんな商品が

忘れた頃に届く。

これが何度か続くと

自分の強い思いって

邪魔するときが

あるんだなぁと、

おぼろげながら気づきます。

かといって

『自分なんてどうせ当たらないよ』

そ~んな弱い気持ちで、

当たるかと言ったら

まあ、それも大抵当たらない。

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◆◇患者さんへ向かう時も◇◆

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【絶対に自分が 自分こそは】という気持ち。

【自分なんて 自分はダメ】という気持ち。

どうやら、この2つの気持ちは

いろんなことを邪魔することが

あるみたいです。

例えば臨床現場で

患者さんに対する向かい方も

『自分が治してあげるんだ!』

『自分が楽にしてあげるんだ!』

こんな気持ちが強くても

『自分では力不足かも・・・』

『他のセラピストがやったほうが・・・』

こんな気持ちでも

両方イマイチな結果になるんです。

そんなことを僕は

山のように経験しました。

懸賞の時とおんなじです・・・。

では、どんな状態で向き合えば

望ましい結果となるのか。

ここからが本題です。

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◆◇ピュアであること◇◆

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【北の国から】の脚本家 倉本聰さんが

ヒントをくれました。

インタビューの中で

倉本さんは

「自分以外の何かが書かせてくれる

そんな状態になる時がある」

と言っていました。

そして

そういう時に限って

素晴らしい脚本ができる、と。

だけれども

そんな状態は常ではないそうで。

その状態になる前提として、

『真剣に目の前のことに向き合っている』

これが必要なんだそうです。

倉本さんはその状態を

『ピュアであること』

そう表現していました。

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◆◇人に触れるときにこそ◇◆

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以前、ワークショップで

『自分が触れていくイメージ』と

『相手の体から受け取るイメージ』

この2つのイメージを分けて

人に触れる実験をしたことがあります。

触れる側のイメージの違いで

受け手の感覚や感想が

どう変わるのかを見る

興味深い実験です。

もちろん受け手は

どちらのイメージで触れられているかは

分からない状態です。

結果は明らかに

受け手の感覚が変わりました。

『相手から受け取るイメージ』では

柔らか、優しい、安心する

そんな感覚を受け手は感じました。

一方で

『自分が触れていくイメージ』では

強い、きつい、圧迫感

そんな感覚を受け手は感じたのです。

人に触れるときには

「自分こそが」の【自分】

「自分なんて」の【自分】

そういった【自分】という枠を忘れること。

そんな姿勢で触れることによって

安心感や優しさを

相手に伝えることができるんだ。

そんなふうに感じた経験でした。

【自分】という枠を忘れるくらい

相手の状態に集中すること。

子どもに触れたり

大切に人にマッサージする機会がある時には

ぜひお試し下さいね。

あなたの手が安心感を生みますよ。

本日もありがとうございます。

あなたの今日に、明日に

少しでも役立てたら、幸いです。

。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。*。・゜

高野義隆 ブログ

【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】

病院で様々な患者さんとリハビリを行う中で。
『触れること』の凄さを何度も経験しました。
身体に『触れること』は,身体への気づきを生み出すだけではなく,他者への信頼や安心感を生み出すオキシトシンを分泌させます。
『触れる』を通じて,身体と心のケアサポートを行っています。

記事一覧

2023年3月9日

『便秘と下痢を繰り返す。そんなときには。』From高野義隆

2023年2月9日

『ポップで簡単 頭ひっぱりワーク。』FROM 高野義隆 

2023年1月11日

『触れてあげるなら、まずはここから。』From高野義隆

2022年12月11日

『厳選。冬は、あし。』From高野義隆

2022年11月9日

『子どもの座り方、2つの視点。』FROM 高野義隆 

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