
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています。
理学療法士の高野です。
新しい環境に足を踏み入れる春。
ワクワクすると同時に
緊張することも多く、
ココロもカラダも硬くなってしまう。
そんなことが起こりやすい季節ですよね。
そんな時にも使える
カラダだけでなく
ココロへの効果も期待できる
マッサージ法のお話です。
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◆◇ 痛い!手術後の患者さん◇◆
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僕が勤務する病院では、
骨折やケガに対して
外科的な手術を行っています。
僕はその後のリハビリを担当していまして、
手術翌日からはいります。
多くの患者さん
「いや~、痛くてあんまり眠れなかった」
そう言います。
顔色はすぐれず、カラダは緊張しています。
交感神経がトンがっております。
(あくまでイメージです・・・)
口には出しませんが
「え~、もうリハビリするの?」
そんな様子です。
こんな時、僕はある方法でマッサージを
することにしています。
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◆◇ マッサージの鍵◇◆
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皮膚に適度な圧をかけながらゆっくりと、
肩から手の甲、
脚の付け根から足の先、
首から腰まで。
ゆっくりと・ゆっくりと
押し流すようにじんわりマッサージ。
だいたい10分位で
患者さんの呼吸は深くなり、
リラックスしてきます。
「あ~ぁ!楽になった」
そう言います。
手術後の痛み自体はまだありますが、
それに伴って生じた
カラダの緊張・ココロの緊張は
ほどけていく感じです。
結果として楽に動けるようになって、
リハビリができる準備が整っていきます。
このマッサージ、鍵を握っているのは
C触覚繊維です。
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◆◇ C触覚繊維を興奮させましょ◇◆
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皮膚に適度な圧をかけながらゆっくりと
押し流すようなマッサージ。
この触れ方は皮膚の触覚受容器の1つ、
C触覚繊維を興奮させることが分かっています。
C触覚繊維は
島皮質(意識や感情と関わる)
視床下部(自律神経の中枢)
に届いています。
つまり
C触覚繊維を興奮させるマッサージには
感情や自律神経のバランスを整える
そんな作用があるのです。
C触覚繊維を興奮させる
触れ方のポイントは3つ。
1 ゆっくりとした速度
:1秒間にcm進むくらい
2 適度な圧の皮膚刺激
:軽く押し流すくらい
3 皮膚温が32度程度
:じんわりあたたかな手
以上のことを
自分のカラダをマッサージする時、
誰かのカラダに触れる時に
思い出してみてください。
ココロにまで届くって
こういうことなんだ!
そう実感できちゃいますぜ。
あなたの日常にお役に立てば幸いです。
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高野義隆 ブログ
【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
http://ameblo.jp/koharu5088