
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】について
発信しています。
理学療法士の高野です。
花王(株)は、
(↑ご存じですよね。
おむつで言ったら、メリーズ
シャンプーで言ったら、メリット)
養育者と子どもの間の
愛着形成に関わったり、
他者との間に信頼感を
生み出すホルモン
『オキシトシン』と触感との関係について
以前から研究をしています。
その内容が、すごく興味深いのです。
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◆◇ やわらか・ふんわり ◇◆
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花王感覚研究所は
2018年にこんな報告をしました。
『凹凸の形状で風合いに違いをつけた
赤ちゃん用・紙おむつに使われる素材に、
成人女性が手の平側で触れたとき、
その触感の違いによって
唾液中のオキシトシン量の変化に
差が出ました。』
素材のうち、
より「やわらかい」「ふんわりする」と
感じられるものを触ったときに、
唾液中のオキシトシン量が
増加することが示されたんですって。
さらに
2020年10月には
『手で触れたときに
やわらかさや心地よさを実感するほど
唾液中のオキシトシン量が
増加しました。』
と報告されました。
つまり、
肌で心地よさを感じるだけで
オキシトシンが増えるのです。
ドバ~っと。(イメージです)
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◆◇ 肌の質感が向上しちゃう ◇◆
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さらにこんな研究も。
20-49歳の女性を対象にして
チークブラシを用いて前腕を撫でるような
心地よい刺激を、
1日2回(3分間/回)、
4週間継続しました。
その際、触覚刺激前後の
唾液中のホルモン量の変化率をみました。
結果、
唾液中のオキシトシン量が増加しました。
ドバ~っと。 (イメージです)
さらにさらに。
20-49歳の大きな肌トラブルがない女性、
89名に対して行った研究の結果、
唾液中のオキシトシン量と
肌の質感スコア
(キメの整い感、色むらのなさ、つや、肌表面のなめらかさ)とが、
関連を示しました。
要するに。
触覚刺激による快感情の度合いに応じて、
オキシトシン量が増えて、
なんと、
肌の質感が向上することが示唆されたのです!
すべすべと。(イメージです)
オキシトシンの研究は
近年、始まったばかりです。
俄然、今後が気になりますよね(笑)
【本日の結論】
心地よいと感じるものに
たくさん囲まれる環境を作りましょう。
あなたの肌のためにも。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの今日に、明日に
少しでも役立てたら、幸いです。
*。・゜・*。・゜・*。・゜・*。・゜・。*。・゜
高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
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