
あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。
日本には古来から先人たちが大切にしてきた
「言葉」があります。
言葉には秘められた想いや知恵があります。
今まで当たり前のように使って来たのに
知らずにいたことなど。
言葉の扉を開けて見て行きたいと思います。
どうぞお付き合いください。
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◆◇ あやめの花が美しく咲く ◇◆
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日本には一年を24等分した二十四節気と
72等分した七十二侯という季節があります。
元々は中国の黄河流域の気候をモデルにして
生まれた二十四節気。
日本の季節とは多少のずれが生じますが
農耕中心の日本では二十四節気を使うことが、
農業をするうえで便利でした。
そこでさらに細かく季節を分けたのが七十二侯です。
6月26日から7月1日頃は
第二十九侯 夏至 次候
菖蒲華(あやめはなさく) です。
あやめの花が咲く頃を伝えています。
この「あやめ」ですが
端午の節句に菖蒲湯(しょうぶゆ)で
使われるサトイモ科の「菖蒲(しょうぶ)」のことを
「あやめ」と呼んでいたのですが
江戸時代以降はアヤメ科の「菖蒲(あやめ)」を
指すようになったのだそうです。
ただ、名前を表す漢字は同じ「菖蒲」のままで
読み方だけが「あやめ」と「しょうぶ」の
2通りになりました。
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◆◇ 夏越の祓い(なごしのはらい) ◇◆
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早いもので今週には7月を迎えます。
明後日、6月30日は一年の半分
折り返し地点とも言うべき日です。
年末の大晦日に行われる「年越の祓い」と対を成す
「夏越の祓い(なごしのはらい)」という
神事があることをご存じでしょうか。
旧暦では6月30日は夏の最終日、
翌7月1日からは秋を迎える日でした。
半年間に溜まった身の穢れ(ケガれ)や罪を落とし
夏を越えて秋から年末までを無事に過ごせるようにと
祈願をする大祓いの行事が「夏越の祓い」
罪穢れと禍言(まがごと)を祓う神事です。
罪は「積み」積もり積もったさまざまな思いなど
溜まって澱んでいる物。
穢れは「気枯れ(ケガレ)」
「気」が枯れてやる気が失せるに通じています。
禍言(まがごと)は
真(まこと)の間に「我」が入り
道を誤り災いとなることを指しています。
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◆◇ 茅の輪くぐり ◇◆
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そんな穢れを祓うには直径数メートルの
「茅の輪(ちのわ)」をくぐります。
茅(カヤ)は成長の早い植物で
その生命力の強さから
穢れを祓う力があると言われてきました。
茅の輪には悪疫を払いのける力があり
くぐる事で無病息災、悪疫退散。
ご利益をいただけるそうです。
茅の輪くぐりの作法は
①茅の輪の前に立ち一礼。
左足からまたいで輪をくぐり、左回りに回って
元の位置に戻ります。
②再度茅の輪の前に立ち一礼。
右足からまたいで輪をくぐり、右回りに回って
元の位置に戻ります。
③茅の輪の前に立ち一礼。
左足からまたいで輪をくぐり、ご神前まで進み
二拝二拍手一礼してお参りしてください。
今年はコロナの影響で、いろいろな不安などから
厄除けの御札で角大師の御札、豆大師の御札
妖怪 アマビエの絵など。
どちらも疫病にならず、また病気に罹っていた人々も
快復するというご利益があるということから
話題となっています。
今の時期だからこそ、神社の神事に行ってみるのは
この半年を振り返り、今後の半年をどう過ごすか
といったことなど、立ち止まって物事を考えてみる機会に
なると私は思っています。
茅で作られた大きな「輪」をくぐり、穢れを祓う。
リセットした新たな自分で、2020年の後半を
よりよく過ごして行きましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日という日が
あなたの素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。
高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
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