
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています
理学療法士の 高野です。
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◆◇ あなたの内もも、つまむと痛い? ◇◆
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日頃、患者さんを病院で診ていて、
「あ~、意識するのが難しいんだなあ・・・」
そう、思う場所があります。
それは内もも。
腰痛の方や
膝痛の方。
そんな方は驚くほど
このあたりがガッチガッチの
コッチコチになっております。
軽~く皮膚をつまんだだけで、飛び上がる
そのくらい痛くて硬い・・・。
でも、それに本人は気が付いていない。
『え~?なんすかそれ?チョ~痛いんですけど』
みたいな。
カラダの循環が良くない。
筋肉が部分的に、かなり緊張している。
そんな人は
二の腕、つまんでも
お腹、つまんでも
腰、つまんでも
ふくらはぎ、つまんでも
ぎゃ~!!
ってな感じで痛がるのです。
そんななかでも、
内ももってやつは
僕の経験上
ダントツ、痛がる人多数。
もう、ギュッとしてハッとすると
トシちゃんもびっくりパッ~となる。
・・・・・それぐらい(笑)。
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◆◇ 内ももにある関所 ◇◆
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内ももにはですね。
大腿三角
という場所があります。
解剖学的には
縫工筋
長内転筋
鼡径靭帯
の3つで作る三角形です。
この三角形の中に
大腿動脈
大腿静脈
大腿神経
リンパ管が
通ってます。
血液やリンパが
下肢からお腹へ戻っていく
【関所的な場所】であります。
この場所は座っていると
非常に狭く折りたたまれちゃうんです。
狭いったらありゃしない!
だから、
ずっと座ったまんまの姿勢が続いているとき
ここにかなり硬さがでちゃうのです。
それによって
血流が滞り
流れが悪くなり
足がだる~くなったりするのです。
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◆◇ 内ももセルフケア ◇◆
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そんなときはですね、
歩幅を大きくして歩くと
大腿三角の部分に刺激が入りまして、
グワッと血流が良くなり
スッキリします。
歩くってやっぱり非常に大切だし
いろんなとこに効果が波及するようです。
『もう、歩けばよいのは分かっているのよ~ォ』
『他に方法はないの♡?』
ってな、ワガママなあなたに
おまけワーク。
腿の付け根から膝に向かって
内ももを軽く圧をかけてさするべし。
手の付け根の硬いことを
使ってグイ~ッとね。
『いや~、何?痛すぎるんですけど!』
という方は、
ほどほどに10日間は継続してください。
大分柔らかくなって
あの痛みってどこいった?
となっていきます。
内ももは他人に触れられるのは
抵抗がある場所。
だからこそ、自分で触れてあげて
意識することが大切な場所なのです。
今回の内容をまとめますと。
1 腰や膝が痛い人は、内ももが硬いケースが多い
2 内ももが硬い人は、皮膚をちょいとつまむだけで、この世の終わりのように痛がる
3 内ももには大腿三角という
大腿動脈・大腿静脈・大腿神経・リンパ管が通っている
【関所的な場所】がある。
4 内ももへのセルフケアは大股で歩くのが最適
5 おまけのセルフケアとして、脚の付け根から膝に向かって内ももを軽く圧をかけてさするべし
レッツ・トライ。
今回もありがとうございました。
高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
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