
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています。
理学療法士の高野です。
多くの人が(僕を含めて)、
入院患者さんの病院に対する評価は
『症状が良くなった』かどうかで
決まると思っています。
『良くするために入院してるんだものね、
当たり前でしょ』
そんな感じで。
だけどね、
それが全然違うという。
本日はそんなお話。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 病院への評価は何で決まる? ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アメリカで実施された
病院に対する患者の満足度調査。
225の病院に入院していた
13万9380人の元患者さんに実施した
聞き取り調査です。
調査の結果、
入院中の体験への評価の決め手となる
15の要素が明らかになりました。
報告によると
患者の満足度を決める
上位15位までの
全ての要素のうち
患者の健康状態と関連のあるものは
1つもなかったのです。
15の要素は
ほとんどすべて
病院スタッフとの
『接触の質』に関係するものでありました。
聞きました?奥さん。
これ、すごいですよね。
だって病院の満足度調査なのに
健康状態と関連するものが
1つもなかったんですって!!
症状が良くなったかどうかで、
病院への評価は決まらない・・・・。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 病に気を ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
病は気から。
っていう言葉があるのですが。
僕はちょっと違っていて
病に気を。
が、しっくりくると思っています。
元気がない
痛みが軽減しない
カラダが思い通りに動かない
食欲がない
眠れない・・・・。
こんなときに
周囲の人から与えられる
親切
笑顔
気遣い
声掛け
配慮
関心
は、かなりの救いとなります。
それが適切に提供できる人のことを
【セラピスト】。
そう呼ぶと、僕は信じています。
決して、資格なんかでは決まらない、と。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 優秀なセラピストは ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『アクノリッジメント』
という言葉があります。
その人の存在を認めること。
その人がやっていることを
きちんと見ているよ、
という明確なサインを出すこと
そんな意味合いの言葉です。
これは
上司が部下に対する態度を
考えるときに
とっても大事なことだと言われています。
部下が何かを達成しても
していなくても、
『いつも早いね』
『この仕事をいつも丁寧に仕上げるね』
『後輩に粘り強く指導しているね』
こんなふうに
普段の観察から気づいたことを
声掛けすることであります。
そうすると部下は
『あ~。私のことをちゃんと見てくれて、
気にかけてくれるなぁ』
と思って、
安心して職場のために働ける。
そんな塩梅なのです。
だからね。
優秀なセラピストは
優秀な上司になるはずなのです。
そして、優秀なセラピストは
優秀な親にだって
なるはずなのです。
だって基本は一緒だからね。
たとえそれが1年目でも。
たとえ技術がまだまだ不十分でも。
今日も子どもを感情的に怒っていても(笑)。
そう信じ込んで、娘たちとの
試行錯誤の格闘の日々は
続くのです(笑)
理想のセラピストを目指して。
あなたはどうですか?
今回もお読みいただきありがとうございました。
素晴らしい1日をお過ごしくださいね。
*。・゜・*。・゜・*。・゜・*。・゜・。*。・゜
高野義隆 ブログ
【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
↓↓↓
最新記事は
『次女のルーティンワーク』です。
僕がどんなふうに(どんな扱いで 笑)
娘にマッサージしているかを
紹介しています。
よろしければご覧ください。
(あんまり役には立たないかも・・・)
高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
◆先生の過去の投稿はこちら