
あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。
日本には古来から先人たちが大切にしてきた
「言葉」があります。
言葉には秘められた想いや知恵があります。
今まで当たり前のように使って来たのに
知らずにいたことなど。
言葉の扉を開けて見て行きたいと思います。
どうぞお付き合いください。
明日からいよいよ11月。
年賀状のCMが流れ出したり、
販売が開始されるなど、いやがうえにも
今年も残すところ僅かとなってきたことを
ひしひしと感じます。
天皇陛下の退位、新元号の制定、
そして皇太子の即位という時代の大きな変化を
迎えた節目の年。
2019年は変化と改革が進む、そんな
駆け足のような一年だったように思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 「ありがとう」の反対は「当たり前」 ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
度重なる台風の襲来と、大雨といった、
台風や低気圧、前線などの影響で
至るところで水没や浸水の被害、
長期にわたる停電や断水など。
ライフラインの脆さが課題となった今年の台風。
被害に遭われた方が、インタビューで
「蛇口をひねると水が出ること」が当たり前のように
なっていたが、改めて水を使えるようになって
「ありがとう」の気持ちしかないですと話されていたことが
とても印象に残りました。
「ありがとう」という言葉の語源ですが
形容詞の「有り難し(ありがたし)」の連用形
「有り難く(ありがたく)」がウ音便化して「ありがとう」に
なりました。
形容詞の「有り難し(ありがたし)」は
「有ること」が「難(がたい)」から成り立ち、
本来は「滅多にない」「珍しくて貴重だ」という
意味を持っています。
そして、「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。
「有り難い」の逆で「当たり前」でした。
━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 相手の存在を認める ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━
誰かに何かをしてもらったときに伝える
「ありがとう」の言葉には
「有り難いあなた」はそこにいていい存在なんですよと
相手の存在に感謝して認めることに繋がります。
そこにいる、そこに有ることが当たり前だと思うと
有り難く思わなくなったり、おざなりにしたり
軽く扱ってしまいます。
誰かに自分の存在を軽んじられてしまうことほど
辛いことはないのですから。
誰かに「ありがとう」と、伝えるたび
「あなたはここに存在していいんですよ」と
相手の存在を認めるのと同時に
自らの存在を認めて、感謝することになります。
自分が発した言葉は、自分の耳に入って来ます。
誰かに伝える感謝の気持ちは、発した自分自身にも
伝えることになるのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 感謝の気持ちで繋がる ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━
年末をあと少しとなったこの時期だからこそ、
これまでの日々を振り返り「ありがとう」と思えることを
書き出してみてはいかがでしょうか。
ほんのささやかな出来事でも、
意識していなかっただけで、たくさんの人に
支えられたり、助けてもらっていることを
感じることが出来ると思います。
人と人は、何かしらどこかで感謝の気持ちで
繋がっていると私は思うのです。
例えば。
食事をする。その食事を作ってくれる人が居て
作るための材料を売るお店が有り、生産地からお店まで運ぶ人、
生産した人・・・といった具合に辿っていると
誰かのおかげで今の自分の存在があり、
自分の存在があるから誰かが存在している。
そのことを忘れないために、
私達は「ありがとう」という言葉で感謝の気持ちを
伝えているのかもしれません。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日という日が、
あなたの素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。
高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
◆ブログ ことのはつづり ~名前はあなたの道しるべ~
◆先生の過去の投稿はこちら