
おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています。
理学療法士の高野です。
日々のセルフケア。
普段目に見えないところを
丁寧に意識することって
思いのほか効果的なのです。
今回はそんなお話。
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◆◇ かなりマイナーな筋肉 ◇◆
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わたしたちの内臓には
いたるところに
【括約筋】というものがあります。
これは内臓と内臓の間にある
関所的な存在であります。
たとえば、
胃とその次にある十二指腸の間には
幽門括約筋があって、
胃から未消化のものがダラダラと
次の過程に行かないように
関所の扉を開け閉めしながら、
きちんと管理しているのですね。
そんな関所的な【括約筋】
カラダの入口と出口にもあります。
まず入口。
口にある口輪筋でございます。
ギュッとタコのように口を閉じてしまえば
そう、シャットアウト!
そして出口。
肛門括約筋であります。
この肛門括約筋
位置が位置だけに・・・、
かなりマイナーな存在。
『いや~、今日は肛門括約筋、筋肉痛だわ♡』
といった人に
お目にかかったことがありません。
(当社比)
しかし、そんなマイナーな存在
肛門括約筋。
ココロとカラダ業界では
(そんな業界あるのか不明ですが)
かなり重要視されている存在なのです。
たとえば、
心身統一法を創案した
大正・昭和の巨人:中村天風先生は
ストレスやショックに負けない方法を
【天風式クンバハカ】として考案していますが、
その方法がこちら。
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まず、肛門をしめる。
同時に、肩の力をぬいて、肩を下げ、
同時に、下腹部に力を充実させる
『君に成功を贈る』 中村天風 述
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この肛門をしめる
がミソであると思われます。
活力がカラダから抜けないようにすることから
禅宗や武道では
【止気の法と】呼ばれ、教えられているようです。
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◆◇ 肛門キュッとウォーキング ◇◆
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はたまた、おのころ心平先生は
お尻の穴を締めることを意識して
歩きましょうと
【肛門キュッとウォーキング】を提案しています。
そしてその効果として
著書でこんなふうに紹介しています。
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どんなタイプの人にも結果が出るダイエットは、
なんと『肛門を締める』
という方法でした。
実は、私自身も肛門を締めるだけで、
12㎏のダイエットに
成功しました。
『ゆるすいっち。』 おのころ心平 著
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これ以上,
魅力的な文章が他にあるでしょうかぁ!!(笑)
僕は以前より、内ももを意識する方法として
タオルを挟むワークをオススメしていますが、
『姿勢がスッと伸びる、とっても良い方法。』
https://ameblo.jp/koharu5088/entry-12312527668.html
この方法も、
肛門を締めることを意識するには
絶妙です。
これを覚えちゃうと、
『あなたの健康の秘訣は?』
と聞かれたら、
『マタ・タオルです!!』
と言っちゃうかもしれない。
【マタ・タオル】
このネーミング、
全く新しい健康法のようで不思議(笑)
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◆◇ 目に見えなないところを意識する ◇◆
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マイナーな存在の代表格
肛門括約筋のように、
普段目に見えない存在を
日々の生活のなかで
丁寧に意識して磨いていく
そのことによって、
目に見えるカラダの状態が改善しちゃうことって
結構あります。
あなたのエネルギーを
カラダの中で循環させるために、
今日からバッチリ
ギュッと締めていこ~ぜ~!
今回もお読みいただきありがとうございました。
高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
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