
あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。
日本には古来から先人たちが大切にしてきた
「言葉」があります。
言葉には秘められた想いや知恵があります。
今まで当たり前のように使って来たのに
知らずにいたことなど。
言葉の扉を開けて見て行きたいと思います。
どうぞお付き合いください。
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◆◇暦の上では秋の始まり◇◆
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毎日暑い日が続き、いつになったら涼しくなるのかと
日差しの強さや、熱気が恨めしく思えるほど。
ところが暦の上では、既に季節は秋へと
移っているのです。
二十四節気では「立秋」から「立冬」の前日までが
(今年は8月8日頃から11月7日)
秋にあたります。
旧暦の月では7月から9月までとなります。
まだまだ厳しい暑さに見舞われる中、
秋の気配を感じるのは難しいことかもしれませんが
少しずつ日の入りが早くなって来たことや
朝夕に吹く風や、虫の鳴き声など。
秋の気配はこれから日々の生活の中で、
身体が感じ取っていくことでしょう。
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◆◇故人への思い、ご先祖様への感謝◇◆
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この時期、お盆休みで実家に帰省する風景が
ニュースなどで取り上げられています。
普段離れて暮らしている家族が、故郷に帰り
元気な顔を合わせるといったイメージがありますね。
「お盆」とは先祖や故人の霊を家に迎えて供養する
日本独自の風習です。
現在、お盆は8月13日から8月16日までの
4日間に行われるのが一般的です。
お盆の初日は「迎え火」と言って、先祖や故人の霊が
迷うことなく家に戻れるように火を灯し、
最後の夜には先祖や故人の霊があの世に無事に
帰れるように帰り道を照らす「送り火」を灯します。
お盆にお迎えしたご先祖の霊をふたたび浄土へお送りするという、
精霊(しょうらい)送りのかがり火を、
京の都を囲む五つの山で焚く行事が
8月16日の「大文字五山送り火」です。
京都の五山は供養の灯りに照らし出されます。
このかがり火ですが、いっせいに点火されるのではなく、
ひとつづつ、時間差で点火され約一時間灯されます。
東から西へ向かって
「大文字」から
↓
「妙法」(「妙」と「法」ふたつのお山で1セットです)
↓
「船」(文字ではなく「船の形」)
↓
「左大文字」
↓
「鳥居」の順に点火されます。
この点火順についての意味は
まず「大」の字で人形(ひとがた)を表し、
人形になぞられたお精霊さん(おしょうらいさん-ご先祖様、
南無妙法蓮華経のお経「妙法」を唱えながら
精霊船「船形」に運ばれ三途の川を渡り
ふたたび見せる姿が「左大文字」
最後に「鳥居」をくぐって冥界へ帰られるというのです。
仏教では西方浄土として西の方角にお浄土があるといわれます。
また、右京区にある「西院(さいいん)」という地名は
「さい」とも読み、由来は三途の川にある
「賽の河原(さいのかわら)」から来ているという説があります。
五山に灯火される頃、京の町中は照明を落とし
かがり火へと思いを馳せます。
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◆◇過去から受け継がれてきたもの◇◆
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今ある私たちの命は、過去から受け継がれてきたものです。
両親が出会ったからこそある、わが身の生。
両親は祖父と祖母の出会いがあったから。
そのまた前の世代、ひいてはそのご先祖さまが・・・
というように。
たくさんの出会いがあり、誰かひとりかけても
その出会いはなかったわけで。
そう考えると、わたしもあなたも、
すべての人の存在はまさに奇跡であり、
偶然なんかではなく必然のこと。
私達は皆、必要とされて
この世に生を授かったのではないでしょうか。
そのことを思うと、やはりお盆という行事は
感謝を込めて迎えるものだと。
そして、あなたの「名前」もまた、たくさんの想いや
たくさんの願いを込められて両親、祖父母から
贈られたものです。
ひとりでは生きていない。
それはとても心強いことだと思いませんか?
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日という日が、
あなたの素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。
http://ameblo.jp/orange-pekoe-
高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
◆ブログ ことのはつづり ~名前はあなたの道しるべ~
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