
こんにちは!
かけがえのないあなたオンリーの
幸せの種を育てるお手伝い。
「人生のリニューアル」をテーマにお伝えする
幸せ転職コンサルタントの横山秋子です。
キャリアコンサルタントの視点で
ココロとカラダを整えながら
夢を叶える「人生のリニューアル」のヒントを
お伝えしてまいります。
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◆◇「居るべき場所」と「居たい場所」◆◇
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突然ですが、
今、あなたの居る場所は
あなたにとって「居るべき場所」ですか?
職場・・・
学校・・・
家庭・・・
コミュニティ・・・
もしかしたら、
「居るべき場所」であっても、
居心地の悪さを感じているかもしれません。
あなたにとっての心地よい居場所。
それはどんな場所ですか・・
そこには誰が居ますか・・・
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人間は「欲望」を持つことを
悪いことだと捉えがちですが、
アメリカ合衆国の
心理学者マズローによると、
人間が持つ基本的欲求から生まれる欲望は
決して悪ではありません。
欲求を抑えるよりも、
引き出して満たした方が、
より健康になり、
より生産的になり、
より幸福になることができる、
と考えられています。
心理学の用語の中でも、
「マズローの欲求5段階説」を
聞いたことがある人は多いでしょう。
1.生理的欲求
(食べたい、飲みたい、眠りたい等の根源的な欲求)
↓
2.安全の欲求
(安全な環境にいたい、経済的に安定していたい、
健康状態を維持したい等)
↓
3.所属と愛の欲求
(家族・集団をつくり、どこかに所属しているという満足感を得たい)
↓
4.承認の欲求
(自分が集団から存在価値を認めてもらい尊重されたい)
↓
5.自己実現の欲求
(自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮したい)
欲求は低いものから順番に現れ、
その欲求がある程度満たされると、
次の欲求が現れます。
あなたが今抱えているのは
どんな欲求でしょうか。
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◆◇若者が家族の介護を担うということ◆◇
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2025年国民の4人に1人が
75歳以上という
超高齢化社会を迎えるにあたり、
介護・医療現場の人員不足が
懸念されていますが、
昨今では20代の若者が、
介護の担い手となり、
就職するタイミングを
逃すケースが見受けられます。
以前からから40代~50代の
介護離職が社会問題として
注目されていますが、
最近は、新卒者が祖父母の介護を担う
ケースが珍しくないと感じます。
家族にとっては、
経済的ダメージが少なく、
子や孫には気兼ねなく甘えられるという
要介護者の願いがあります。
優しく寄り添ってくれる家族に
介護されたいと求めるのは、
ごく自然なことでしょう。
ですが、介護は長期化することもあり、
先が見えず予定が立てられないもの。
気が付けば、介護を担う若者が
就職のタイミングを逃し、
家庭の外に自分の居場所を得られないことが
懸念されます。
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◆◇夕実さんのケース◆◇
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夕実さん(仮名・27歳)は大学在学中、
得意な語学を生かし
旅行会社への就職を希望していましたが
なかなか内定が得られませんでした。
本来なら就職フェアに参加するなど
活動量を増やさなければいけない時期ですが、
同居する祖母が入退院を繰り返していたため
付き添うことが増えました。
母や姉も仕事があり、
家族のなかで時間が自由になるのは
夕実さんだけでしたから、
だんだん就活よりも付添を
優先するようになっていきました。
そして、自宅でのケアが難しくなり施設へ入所。
介護度が進むにつれ、
入所先も変化して行きました。
施設に入ってからは、
以前よりも時間ができたので
就活をしようと思えば
出来たかもしれません。
ですが、何から手をつければよいかが
分からなかったのです。
明るく素直な性格で
友人も多かった夕実さんですが、
気が付けば5年が過ぎ、
社会に出るのが恐くなっていました。
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家族の心配をひしひしと感じ、
「仕事しなきゃ…」と焦りが募ります。
そんなある日、姉が
「こんなのがあるらしいよ。」と、
弥生カレッジCMCの
職業訓練のチラシを持って帰ってきました。
簿記やパソコン会計・給与など
500時間もの学習プログラムが
無料で受講できるとのこと。
チラシを手に取り、「勉強したい!」という思いが、
ムクムク湧き上がってきました。
「ここで頑張れば、
この状態から抜け出せるかもしれない」
未来に光が射した瞬間です。
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◆◇自分の居場所を見つける◆◇
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家族以外との交流は久しぶりで、
緊張して入校式に出席しましたが、
不安な気持ちはすぐに消えていきました。
そして、
毎日の生活リズムも整い、
就職に役立ちそうな
簿記やパソコン会計の資格を目指すことに。
クラスメイトと親しくなるにしたがって
苦しいのは自分だけじゃないと、
一緒に学ぶことの楽しさを知りました。
この場所に辿りついた歓びや、
頑張ろうという気持ちも共有できて
たくさんの刺激をもらいます。
楽しい場所、居心地の良い場所・・・
自分の居場所を見つけたことで
毎日とっても幸せな気分になれたのです。
そして、
あっという間に5か月が過ぎ
皆勤賞で修了式を迎えました。
夕実さんは本来の自分を取り戻し
新しい居場所を見つけるために
しっかりと一歩を踏み出したのです。
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◆ 「人生のリニューアル」のための
今日のヒント
自分に合う場所にいるということは
「自分自身で在る」ことができる、
自分自身で在ることを許される
ということでもある。
そういう場所にいると、
自然にサポートを受けられて、
自然に自分が望む方向に進むようになっていく。
脳科学者 茂木健一郎
それでは、
今日も豊かな1日を!
横山 秋子 幸せ転職コンサルタント
vitamin-counselor(ココロに活力を!のビタミンカウンセラー)。一人でも多くの人が、「働く幸せ」「生きる歓び」を感じ、働く幸せや生きる歓びを実感できる夢の実現と「幸せな転職」サポートをしている。
◇個人ブログもぜひご訪問ください。
「幸せな転職」~自分流再就職への道~
http://ameblo.jp/vitamin-counselor/
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