『あえて,あえて空きスペースを作ってね。』 From高野義隆

おはようございます。

新潟で【オキシトシン】や【触れること】

について発信しています。

理学療法士の高野です。

 

 

さあ、1月も今日でおしまい。

みなさん,どんな1ヵ月でしたか?

今回は

『やること盛り沢山だったわ』

『時間に追われてココロもカラダも緊張しっぱなしだわさ!』

という方にむけてのお話。

 

 

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◆◇慢性的な痛みを抱える人の特徴◇◆
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僕が勤務する病院では、慢性的な痛みを抱えている人に多く出会います。

慢性的な痛みとは、3ヶ月以上続く痛みのことで、

まあ、結構辛いわけです。

日本では,この慢性的な痛みに苦しんでいる人が非常に多く、

その対策に国の予算がつくくらい

重要な問題となっているわけです。

 

慢性的な痛みを持つ方の特徴が

いくつか明らかになってまして、

その中の1つに

【ペーシングがうまくできないこと】があります。

 

これ、どういうことかと言いますと

例えば「明日から毎日30分ウォーキングする!」

そんな目標設定をしてやり始めるわけです。

それまで一切運動なんてしていなかったのに、です。

そうすると、辛いのです。

だってハードル高すぎですからね。

「あ~ぁ。私ってだめなのね、痛みもとれないし・・」

となるわけです。

そんで、止めちゃう。

 

慢性的な痛みには継続した軽い運動が重要なのですが、

ガーっとやって、パッと止めちゃう。

これでは痛みも取れないし、

逆に気持ちの落ち込みが強くなるのです。

 

慢性的な痛みを持つ方は

こういった高い目標設定によって、

余裕のない【0か100か】の状態に陥って

苦しみやすくなっているのです。

 

 

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◆◇ある病院で行われた調査◇◆
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『いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学』

センディルムッライナタン 著

に興味深い話が書いてありました。

 

手術室を5つ持つある病院では、

救急外来も含めて年間1万件の手術を行っていました。

ドクター達は睡眠時間を削って、ナース達もギリギリのハードワーク。

手術スケジュールの調整時間もない状態でした。

そんな中、外部の人間が改善のために参加しました。

結果、医師たちのハードワークはなくなり、

手術数は20%増しになり、病院の売り上げも向上したのです。

 

これ、何をしたの?

答えは【手術室を1室空けておいた】のです。

つまり、緊急の手術のときだけ、その1室を使い、

それ以外のときは絶対に使わない1室を作ったのですね。

これによって、円滑に運営できるようになったというわけ。

 

たくさんのことを効率的に行うためには

【空きスペース】という余裕が必要

という興味深いお話。

 

 

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◆◇あえて空きスペースを作ってちょ◇◆
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日常のセルフケアを考える時にもこの

【空きスペース】はとても参考になる考え方です。

 

呼吸でも

肺のなかの空気を出さなくては

新しい空気は入ってきません。

そこに【空きスペース】がないからです。

だから呼気がとても大切。

 

運動でも

ガンガン動かすだけでは

上手に動かせるようになりません。

そこに感じるという【空きスペース】がないからです。

 

 

忙しい日々の生活のなかでやることが山のような時。

まずはこの【空きスペース】を意識する時間を

あえて確保してみてはどうでしょうか。

 

なんにもしない。

なんにも見ない。

なんにも考えない。

そんなスペース。

 

そこにこそ、流れが早すぎる現代において

元気にノビノビと過ごすコツがあると思うのです。

 

病院で様々な症状の患者さんとお会いする中で、

強く思うことであります。

あなたの明日に参考になれば幸いです。

 

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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高野義隆 理学療法士
フィジカルセラピスト。 触れることを通じて、他者への信頼感や安らぎを生み出すホルモン:オキシトシンの分泌を促し(オキシトシン・マッサージ)、身体のケアからココロのケアまでを行っている。
◆ブログ 【オキシトシン・マッサージ ~肌からココロに伝わるメッセージ~】
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