
からだデザイン研究所代表
井本整体 人体力学体操指導者
いちい葉子です
二足歩行になった人間の
中心になるのは骨盤
その骨盤の中でも
真ん中にあるのが仙骨です
この仙骨という骨
真ん中に位置するだけあって
この骨の可動が悪くなると
色んな不具合が出てきます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 仙骨は生殖器の急所 ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
仙骨には穴があり、
もともと数個の骨が分かれていたのが
長い年月をかけてくっついた
そんな形をしています
そしてそれを象徴するように
仙骨から数か所に分かれて出ている自律神経は
すべて生殖器に指令を出すと整体では教わります
実際に仙骨の状態で妊娠を判別したり
生理関係の不具合がある女性の仙骨は
硬く動きが悪かったり
また
精神的なことにも深くかかわる骨で
たとえば、事故にあったり火傷をしたりして
「ヒヤッ」としたような時は
この仙骨部分が硬くなったり凸したりします
特に家族間の問題や悩みがある場合は
硬く、可動しにくい状態になり
仙骨に触れるとひやっと冷たいこともあります
そんなわけで、仙骨周りの動きを良くすることは
女性らしさや男性らしさを保持するにも大切ですし
急所ともいえる仙骨をガードするようについた中殿筋は
宝物と言っても過言ではありません
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 「気」を仙骨に通す ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
気功家の清水義久氏は著書のなかでこのように書いている
『仙骨が覚醒すると、霊堂とか振動功で体の振動が起こる。
鎮魂寄進の神懸かりという半分憑依減少と似ていて
体は制御できない。
これは体の中に気が吹き抜けていくような体感で
武術家や新興宗教化が体感することが多い。』
このような気の流れができると
合気道等の武術でみかける
信じられないような
スピード感あふれる力が出るということになる
ということらしいですが
つまり、自分より大きな相手を
一瞬にして倒せる、といったようなことができるように
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 仙骨の稼働をよくする呼吸法◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんな大切な仙骨の動きを良くすると
もちろん背骨も股関節も膝も動きは良くなり
ひいては体全体の動きが良くなるということになります
仙骨に気を通す
というとわからなくなりますが
呼吸をするように仙骨を動かず
と考えるとできると思います
① うつぶせになって両足を軽く広げ、両膝を曲げ、足の裏同士をくっつける
② ゆっくり息を吸いながら踵をお尻の方へ動かす
③ 息を吐きながら、お尻からかかとを軽く戻す
( 『呼吸力学』井本邦昭氏著)
呼吸が深くなることで下丹田に力が入り
骨盤全体の稼働が良くなってきます
気が付けば体温があがってきます
継続は力なり
[template id=”819″]