
あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。
日本には古来から先人たちが大切にしてきた
「言葉」があります。
言葉には秘められた想いや知恵があります。
今まで当たり前のように使って来たのに
知らずにいたことなど。
言葉の扉を開けて見て行きたいと思います。
どうぞお付き合いください。
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暑い日が続きますね。
私の住む京都は、この三連休は祇園祭の
宵山でした。
今日、17日は山鉾巡行が行われまだまだ
京都の夏は祇園祭の熱気に包まれていくでしょう。
元々は、平安時代に流行った疫病を鎮めるため
に始まったと言われています。
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◆◇ 変化する言葉 ◇◆
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昔から受け継がれていくものが
ある一方で、変化するものもあります。
いま、私達が使っている言葉も
変わらないものもあれば
変化しているものもたくさんあります。
学生時代、古典の授業が苦手だった方も
いらっしゃるかとおもいます。
思えば、古典に出て来るような
古めかしい言葉こそが
遥か遠い昔には日常に使われていたのですから。
例えば。
ご飯をお茶碗に移す時に使う「しゃもじ」
この「しゃもじ」の語源が面白いのです。
しゃもじは、
もとは「しゃくし(杓子)」と言います。
その杓子が「しゃもじ」変わったのは
宮廷に仕える女房達の会話からです。
しゃくし の後半の部分をとって「文字」を添えた
「女房詞(にょうぼうことば)」が語源だそうです。
「ねぇ、ねぇ、しゃくしって、『し』をとって
代わりに『文字』を付けてみたらどうかな?」
そんな、ある女房の言葉に端を発し。
「そうね~『しゃもじ』かぁ」
「なんか、いいカンジじゃない?」
「だよね~」
そんな会話が交わされて。
「これから、『しゃもじ』って言おうね~」
そんな風に、宮中から広がって行き
今では「しゃもじ」になったというのです。
想像してみると、なんだか
遠い昔がぐっと近づいたように思えます。
もしかすると
いまの女子高生が使っている略語などが変化して
遠い未来では
ごくごく当たり前に使われているかもしれません。
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◆◇ 言葉の持つ二面性◆
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言葉を
発する
紡ぐ
呟く
綴る
言う
囁く
言葉は人を
癒し
勇気づけたり
元気にしたり
力を与えたり
傷つけたり
貶めたり
誤解を生んだり
力を削いだり
叩きのめす
言葉に繋がるキーワードのようなものを
書いてみました。
言葉が時代によって変化しても
自分の想いを伝えたり
誰かの思いを受け取ることに
変わりはありません。
言葉によって
人は心が温かくなったり
嬉しくなったりする反面
たった一言に傷ついたり、
悲しい想いをすることもあるでしょう。
使い方次第で変わります。
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◆◇ どんな思いを託しますか ◇◆
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言葉の持つ力をどう扱うか。
そこにどんな思いを託すのか。
日常的に使う言葉だからこそ
自分の「素」のようなものが言葉には入ります。
親しい間柄だと、ついつい乱暴な物言いになったり
ひとこと欠けていたりして
誤解を招くのも言葉の力です。
言葉に込められた想いを「ことだま」と言うように
自分の本当の気持ちを伝えることが出来るよう
言葉選びや使い方を身につけて行きたいですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日という日が、
あなたの素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。
高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
◆ブログ ことのはつづり ~名前はあなたの道しるべ~
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