
あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。
どうぞお付き合いくださいね。
今日は「ゴミゼロの日」です。
「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」の語呂合わせから
1982年 関東地方知事会
空き缶対策推進委員会が制定したそうです。
こういった言葉遊び的に語呂合わせが出来るのも
「言葉」の持つ力なのかもしれませんね。
今日は言葉に込められた「想い」についてお伝えします。
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◆◇ おひとつに込められたものとは ◇◆
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日本は「おもてなし」という、相手のことを考えて
楽しませる、何かしてあげたいといった
和の心があります。
「和」とは「他人を思いやる」文化。
日本人の心に知らず知らずに
根付いているのではないでしょうか。
「おひとつ」といった言葉があります。
例えば。
お客様をお招きする際にはお茶の用意をし、
お茶に合ったお茶菓子の用意をして・・・
と思いをめぐらせます。
来客がこちらの用意したお菓子に
手を付けないときなどには
「おひとついかが」
「おひとつどうぞ」と声を掛けることがあります。
そうすると、来客がお菓子に手をのばす。
そういった経験、声を掛けたり
かけられたことはありませんか。
「遠慮なさらずに、
どうぞお菓子を召し上がってください」という意味が
この時の「おひとつ・・・」の言葉だけで判ります。
日本語の数の数え方は
「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」が基本ですが。
ここでいうおひとつの「ひとつ」は
お菓子の数を表す言葉とは限りません。
お客様が「ひとつまみする」
「ひとくち召し上がる」と言う意味の
「ひとつまみ」「ひとくち」の代わりに
「ひとつ」を使っています。
ひとつ+「お」にすることで、
お客様を大切にしていることを表しています。
接頭語として使われている「お」
たった一文字ですが、頭に「お」がつくだけで
言葉にニュアンスや表情がつき、
しかも相手への気持ちが込められる。
これが日本語の素晴らしいところでは
ないかと思います。
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◆◇ 思いを伝えるために必要なもの ◇◆
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言葉というものは、自分が何を知っていて、
何を思っているのかを形にするもの。
他者に思いを伝えるためには
なくてはならない必要なものです。
「想い」という字は「相」+「心」
「相手のこと」+「相手の心」から成り立っています。
すなわち相手のことを想いやることで
気持ちを共有する、理解しようとする
姿勢を表していると思います。
言葉を介してコミュニケーションを取ることが出来るのは
人間だけです。
私達は決してひとりで生きて行くことは出来ません。
「人間」とは「人の間」。
人と人との間には言葉があります。
人は相手や世界との関係の中で生きています。
となると・・・
自分のことばかり考えているのは「人」
相手を想い、お互いに想いやることが出来て
「人間」になる。
受け継がれた「和」の文化。
相手を認め、尊重する。
相手に合わせる。
先人たちの言葉使いには
こうした意味が隠されています。
そのことを知って口にすると、私達が使う言葉は
より一層と深みを持ちます。
そしてその思いも一緒に、次の世代への継承へと
繋がっていくと素晴らしいですね。
今日という日が、素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。
高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
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