「諸外国にはない、日本人しか使わない言葉」 FROM ちあき

あなたの名前に隠された秘密を
知りたくはないですか?
名前のもつ音の意味から
「使命」をひも解く名前のことだま師ちあきです。

日本には古来から先人たちが大切にしてきた
「言葉」があります。

言葉には秘められた想いや知恵があります。
今まで当たり前のように使って来たのに知らずにいたことなど。
言葉の扉を開けて見て行きたいと思います。
どうぞお付き合いくださいね。

私達が普段何気なく口にしている言葉、改めて意識しなくても
日常の生活に欠かせない言葉というと
「いただきます」「ごちそうさま」ではないでしょうか。
一日三回の食事の時に毎日欠かさず言うと、一年で1095回。

生まれて来てから人生を全うするまでの間に
一体どれだけの回数を口にしているかと考えると凄いですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 「いただきます」の中に込められたもの ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

食事の前の「いただきます」
食事の後の「ごちそうさま」
私たちはどうして言うのでしょう?
そんな疑問を持つこともないほど、
習慣として体にしみこんでいる言葉です。

「いただきます」の「いただく」は食べるの謙譲語。
もともとは「物を頭上に上げる」という意味で
人が物を差し上げる働きを指す言葉です

昔、高貴な人や目上の人から物を貰った際には
それを両手で高く差し上げてお辞儀をすることで
感謝と畏敬の念を表していました。
目上の人から物を貰うこと自体も「いただく」と
言うようになりました。

「いただきます」には「食べます」の敬語だけではなく、
「感謝の心と共に食べる」意味合いが込められています。
この感謝の心とは誰に対してでしょう?
食事を作ってくれた相手に対してはもちろんですが
その背景すべてがあってこそ、食物を口にすることが出来ます。

目の前の食事が出来るまでには
店舗や流通、製造者、生産者といった、たくさんの人の手を経て
いくつもの工程や時間や手間がかかっています。
その人達の想いもあります。

植物や動物、魚といった生き物の命を糧として、生きています。
自らが生きるために、他の生命を奪うという業です。
食べ物を口にするということは、命を「いただいている」ことへの
感謝の思いも一緒に頂くということなのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 「ごちそうさま」に込められた思い ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

食事を終えると「ごちそうさま」と言いますが
この「ごちそうさま」の「ちそう」は「馳走」と書き
駆け回ることを表します。

来客のために駆け回って料理を用意すること。
またそうやって用意した料理のことを「馳走」と呼びます。

食事の用意のために駆け回ることから
「食事のもてなし」の意味が広がり、
贅沢な食事という意味にも使われるようになりました。

ごちそうさまの「さま」は、相手の状況を察していることを
表します。
食事を用意してくれたことへの感謝が
この言葉に込められています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 多言語に訳せない
    「いただきます」と「ごちそうさま」 ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「いただきます」と「ごちそうさま」に当たるフレーズが
他国にはありません。

例えば英語では
Enjoy your breakfast / lunch / dinner!
(朝/昼/晩ごはんを楽しんで!)

Thank you,the dishes were so delicious.
(ありがとう、ごはん美味しかったです)

という言い方は出来ますが、意味合いが違いますね。
キリスト教においては、食事の前に感謝の祈りを捧げますが、
それは主イエス・キリストへの感謝です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇ 日本語とやまとことばについて ◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

近頃「やまとことば」についての話を耳にしたり、
書店で本を見かけられたことはないですか。

現代の日本語は「和語」「漢語」「外来語」で構成されています。

「和語」は日本固有の語。

「漢語」は古代中国から伝わった漢語から使われている語。

「外来語」は中国以外の外国から来た語です。

「やまとことば」とは「和語」のことです。
もともとは「和歌」のことを指していて日本独自の言葉です。

9世紀の古今和歌集の仮名序
(仮名文字で書かれた序文)にある
紀 貫之(きの つらゆき)の言葉をご紹介します。

「やまとうたは 人の心を種として 
万(よろず)の言の葉とぞ なれりける」

やまとことば(=やまとうた)は
やまと心(=人の心、日本人の心)を
種にするというのです。

先人たちは「やまと心」をこう捉えていたそうです。
すべてのものに「命」が宿る。
すべては繋がって共生している。

その思いが言葉に込められていることを感じているから
私達は「いただきます」「ごちそうさま」を大事にし
親から子へ、子から孫へと伝えて今日に至る訳です。
大切にしたい言葉ですね。

今日という日が、素敵な一日でありますように。
つながったご縁に心からの感謝をこめて。

高橋千晃(たかはし ちあき) 名前のことだま師®
名前のことだま師®ことばがもつ大きな力を一番発揮している名前を紐解き、名前に隠されたメッセージや使命を伝え、それぞれの幸せへと導いている。
◆ブログ ことのはつづり ~名前はあなたの道しるべ~
◆先生の過去の投稿はこちら

日常セラピー 執筆者はこちらから

関連記事

ページ上部へ戻る