「昔の人はできていた」~いちい葉子

からだデザイン研究所代表

井本整体 人体力学体操指導者

いちい葉子です

 

 

日々の整体指導の中で

最近とみに感じていることは

 

日常生活の中でのからだの使い方の大切さ

 

微弱で長い時間かかる負荷が

つくってくれる筋肉は白筋

現代人がなかなか鍛えられない筋肉ですね

 

これは日常生活の中でできる筋肉です

立つ

歩く

しゃがむ

重いものを体全部で持つ

 

昔の日本人は

日々の生活の中で

きちんとこれができていた、というより

せざるを得ない環境だった、というほうが正しいのか・・・・

 

 

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◆◇ 見えないものを見る力・感じる力 ◇◆
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わたしの整体の師、井本邦昭先生はこうおっしゃいます

 

「整体指導をするのに、

目が見えないと難しいね」

 

整体をあんまやマッサージと同じにとらえている方には

不思議に聞こえるかもしれませんが

 

見て、確認のために触れる

見てわからないものは触ってもわからない

 

ということなのですが

井本先生に至っては

 

「見た瞬間にもう操ってしまっているから

みなさんに見せて説明しようとしますが

その時にはからだは変わってしまっている」

 

とおっしゃるぐらい瞬時の技

瞬時に見て診て感じとってしまう

 

でも、そうは言っても、奇跡ともいえることを

目の前で魅せていただくことも多々あり・・・・

 

例えば、

先のゴールデンウィークに

井本整体本部の授業をうけたくて来日された

ヨーロッパ支部からのお客様のジャンさんは

10代の時に事故で歩くのも座るのも不自由なからだに

 

そのジャンさんが約一か月の滞在期間に

正座ができるようになるなどみるみる改善され

 

もうすぐ帰国というころ、

井本先生の言葉がけ通りにからだを動かすと

すたすたと軽やかに歩けるようになりました

 

一緒に息をのむようにその様子を見ていた

50人以上の道場生から

大きな歓声が上がったのは言うまでもなく・・・・

道場の大広間の中をくるくると

何周もくるくると歩くジャンさんを見ていて

涙が出てきました

 

「彼は歩けなかったのではなくて

歩き方という動きを何十年という間に忘れていただけです」

 

そうおっしゃって静かにお帰りになられた先生

く~~~~~~っ、カッコイイ!!

 

奇跡ではなく現実

 

素晴らしい井本整体の技術と考え方を伝えたいと

日々修練を積んではいますが

その域に達するのはいつの事やら

そんな日は来るのやら・・・・

 

 

 

つまりは

感度を高めるということなのでしょうか

 

見えないものを感じようとする意識

触らないで想像する、わかろうとする意識

 

昔の人は日常的にこの意識の使い方ができていましたよね

森羅万象の中に活かされていることを感じ

自分の身体の能力や感度を駆使して生きていく

 

それができるようになることが、

井本先生がおっしゃる

忘れていたものを取り戻す

ということにつながるのでしょうか

 

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◆◇ 着物ですごすと思いだす!? ◇◆
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そんな昔の人はできていた感覚を取り戻すのに

役に立ってくれるわ~と思うのが

着物での立ち居振る舞い

 

そこで

からだデザイン研究所では

昨年から着物のしぐさで身体を整える、美しくなる

というレッスンを始めています

 

日常の中での身体の使い方を

私たちに必要な現代人が欠落している筋肉を

着物を着たときの身のこなしを意識することで

美しさと健康までも手に入れる

 

という欲ばりなレッスン

 

その名も・・・・

『しぐさ美人 べっぴんさん倶楽部』

https://ameblo.jp/shigusa-de-bijin

http://beppinshigusa.com/shigusa/

http://www.karadadesign.jp/beppin-san-club.html

 

 

先日は六本木ヒルズの着物屋さんの美術ギャラリーで

「いち葉のべっぴん講座」~夏着物でつややかに涼やかに歩く~

という一般の方向けの講座を開催させていただきましたが

 

この講座は着物でも洋服でも参加OKとしたのですが

当日の猛暑にも関わらず、

数名の方が着物で参加してくださり

気付くことになったのが・・・・

 

着物を着るだけで

圧倒的に中心軸が定まりやすい

 

ということでした

 

 

立つにも歩くにもしゃがむにも

下半身の筋力がとても大切になります

そして、軸がしっかりセンターにあると

バランスのとれた筋肉がつき

さらに立つ・歩く・しゃがむ動作がスムーズに美しく

 

 

講座の中で、歩く前にまず軸を作る練習をしましたが

お洋服の方より圧倒的に着物の方のほうが簡単そう

コツをお伝えすれば皆さんできるのですが

労せず着物だとできている感じです

 

 

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◆◇ 目に見えないもの、触れないものに鈍いわたしたち◇◆
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立つ、という二足歩行の人間には日常的な動き

ところが、

中心に軸を作って立つというのはなかなか難しいものです

 

女性は膣を意識し、真下に中心にむけるように

私は女なのでイマイチわかりませんが

男性はモノを12時の方向にする、といいらしい(6時ではない)

(世界的バレエダンサーの方がおっしゃっていました!)

 

でもどうしても

目がついている前、に意識が行ってしまうし

膣口を意識して~と言うと、つい下腹部を触ってしまう

 

見えるもの、触れるものについ意識がいってしまうのを

触りたくなるのを、見たくなるのをぐっと我慢して

自分の中に集中すると

呼吸が深くなり、からだがカァ~っと熱くなる

 

軸が中心にできる感覚です

 

 

整体の論理を、考え方を

日常生活の中に活かしていく

 

これもわたしの志事のひとつ

 

どうぞこの夏は

着物から遠ざかっていたあなたも

“昔のひとはできていた”

そんな感覚をとりもどすために

 

ちょっと着物の力を借りて

健やかに、美しく

過ごしてみませんか

 

いちい葉子 整体師
からだデザイン研究所代表。女をあげる整体指導士。
ホリスティック医学の考え方をベースに、整体体操と食養生法を組み合わせたオリジナルのメンテナンス法を使い、自然治癒力を高め、美と健康を自ら創造していくノウハウを提供している。著書に『40代からの女を上げる整体学』
◆ブログ 【女をあげる からだデザインつれづれ日記】
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